車を買う時はリセールバリューを気にしたほうが良いって言われたんだ。
リセールバリューの高い車ってどんな車?
こんな悩みに答えていきます。
こんにちは!なばっち(@go-travelblog.com)です。
車って高額商品なので売却する時なるべく高く売りたいですよね。
中古車買取店や新車ディーラーで自分の車を査定してもらった時に「やすっ!」や「思ったより高いかも!」こんな経験ありませんか?
車が高く売れるかどうかはその車の持つリセールバリューが大きく効いてきます。
リセールバリューってどこでどうやって決まってるか知ってますか?
市場のニーズで決まってるんです。
世の中の多くの人がほしいと思う車は高く、人気のない車は安く。
これが車のリセールバリューを決める基本的な部分です。
市場のニーズってその時のトレンドやタイミングで常に変化するので、5年後10年後にどんな車のリセールバリューが高いかなんて正確に予測するのはムリです。
でもこれまでの大きなトレンドの波やニーズが固定化されてて今後もあまり変わらないだろうという条件があって、そういった条件からある程度予測することはできます。
- 車のリセールバリューについて
- 車のリセールバリューが決まる仕組み
- リセールバリューの高い車種
- リセールバリューに有利なボデイカラーやオプション等の条件
- 輸入車のリセールバリュー
について解説します。
この記事を読み終えると
- リセールバリューを意識した車の選択ができるようになります
- 上手にリセールバリューを利用して、車を買い替え時の負担を減らすことができるようになります
ぜひ最後まで見ていってくださいね。
▼車を売りたい!そう思ったら▼
車のリセールバリューとは?
リセールバリューって聞いたことあるけど何?って感じの人多いですよね。
車を売却する時に購入した金額の何%位で売れるかを表した数値です。
再販価格なんて言い方をしますね。その他買取額や下取り額ともいいます。
例えば新車で300万円で購入した車を5年後、走行距離5000kmで売却したら75万円で売れた。
この場合リセールバリューは75,000÷3,000,000=0.25で25%になります。
このリセールバリュー、なかなかくせ者です。
僕も車を購入する時はなるべくリセールバリューを気にするようにして色々調べるけど、とにかく車種、オプション、条件によって全然違うんです。
同じ車種でも色が違うだけで何万円も違うとか、こっちのオプションは有利になるのにこっちのオプションは全然意味ないとか。
とにかく条件で全然違うんですね。
じゃあ、リセールバリューってなんでそんなに条件で違うのか?ってことを次からお伝えしていきます。
リセールバリューが決まる仕組み
冒頭述べたようにリセールバリューは市場のニーズで決まります。
その車を欲しい人が多ければ高く、欲しい人が少なくて人気のない車なら安く。
これが基本です。
多くの人が欲しがる車、つまり人気車ってどんなものかというと
- 人気の車種・・・最近でいうとSUVなど
- 売り手が付きやすい条件・・・高年式、低走行距離、修復歴なし、ワンオーナー、ボディカラーが白や黒など
- 海外需要が高い車・・・ランクルなど
自分が中古車選びをする時のことを想像してみてください。
誰だって新しくて走行距離が少ない車の方が良いに決まってますよね。
以上は基本的な市場のニーズなんですがこれ以外にもリセールバリューに影響する要素があります。
一般的な車は新型車の販売開始から3〜4年でマイナーチェンジ、6〜8年でフルモデルチェンジと2回のモデルチェンジがあります。
リセールバリューはモデルチェンジ後に大きく低下する傾向にあります。
いわゆる型落ちモデルになってしまうからです。
リセールバリューを意識した場合
- モデルチェンジ前に売却する
- モデルチェンジが近い車種は購入しない
この2点が重要になってきます。
ただしモデルチェンジ直前の車は成熟度が進んでいて、ある意味1番完成された状態でもあるので、ものすごく良い車に仕上がってることが多いです。
かつモデルチェンジ直前の車は値引きが大きくなるので、とんでもない安値で購入することができます。
リセールバリューだけを意識して車の購入を考えると、こういった良い車を安く手に入れるチャンスを失うので考え方のバランスが重要ですね。
▼車の買い替え時期のおすすめタイミング▼
リセールバリューの高い車種|タイプ別
2020年時点でリセールバリューの高い車種をタイプ別で紹介します。
買取価格はインターネット上で掲載されている平均買取価格を参考にしています。
SUV
今であれば1番人気の高い車種タイプだと思います。
特にトヨタのランドクルーザーは日本だけでなく世界中で需要が高く、5年落ちでも新車価格の6割以上で買取してくれます。
新車価格 | 買取額(参考) | |
ランドクルーザー | 482〜697万円 | 558〜612万円 |
ハリヤーハイブリッド | 358〜504万円 | 285〜308万円 |
レクサスRX | 638〜796万円 | 413〜452万円 |
ミニバン
ファミリーカーの代名詞として人気の車種タイプです。
特にアルファードが人気で高年式車であればリセールバリュー90%なんてモノもあります。
新車価格がけっこう高いので中古なら手が届くというファミリー層に人気なんでしょうね。
新車価格 | 買取額(参考) | |
アルファードハイブリッド | 454〜775万円 | 421〜463万円 |
ヴォクシー | 281〜330万円 | 170〜199万円 |
コンパクトカー
手軽に乗れて狭い道でも取り回しが良いなど万人に人気の車種タイプです。
5年後リセールバリューで50%程度あるので比較的優秀です。
新車価格 | 買取額(参考) | |
ヴィッツ | 106〜400万円 | 50〜71万円 |
フィット | 199〜253万円 | 57〜77万円 |
アクア | 181〜224万円 | 61〜81万円 |
スポーツカー
趣味性が高く一般的には不人気車の部類ですが、希少価値(プレミア)がつくと新車価格以上の値段で取引されたりします。
スカイラインGTRは2002年に販売が終了している18年落ちの車にも関わらず新車価格を大きく上回る価格で取引されています。
こうなってくるともはや資産です。
新車価格 | 買取額(参考) | |
スライラインGT-R | 553〜693万円 | 181〜992万円 |
シビックタイプR | 458万円 | 〜408万円 |
リセールバリューに有利な条件
新車を購入するときにボディカラーやオプションで悩むと思いますがリセールバリューに影響します。
車種同様、市場のニーズがある装備やボディカラーが有利です。
ボディカラー
一般的に白、黒が人気色です。
街中を走っている車を見ればわかると思いますがほとんど白黒ですよね。
逆に派手で特徴的なボディカラーは敬遠されがちで価格が下がる傾向にあります。
ただし白黒が人気なのも一般的な話であって車種やメーカーによっては白黒よりもむしろリセールバリューの高いボディカラーもあります。
マツダ車なんかはメーカーのイメージカラーでもあるソウルレッドという赤色のボディカラーが人気で、白黒よりも価値があります。
装備やオプション
新車購入時にしか取り付けることのできないメーカーオプションはリセールバリューに有利です。
サンルーフ、エアロパーツ、本皮シート、純正ナビ、電動テールゲート等です。
運転支援系、安全装備系も需要があるためオプション設定されているなら付けておいたほうが得です。
リセールバリューを抜きにしても本当に運転が楽になるので真に価値ある装備です。
トヨタのトヨタ セーフティ センスやスマートアシスト、スバルのアイサイトなどがこれにあたります。
輸入車のリセールバリュー
輸入車のリセールバリューは人気のメーカーやブランドによるところが大きく、マイナーなブランドにはどうしても不利です。
リセールバリューを考えるならやはりドイツ車を選択するのが無難だと思いますが、最近ではVOLVOがブランドとしての価値も人気も高まってきているので選択肢としてアリですね。
ただしモデルチェンジ前のBMW3シリーズなどは新車価格を大幅に値引きして市場に大量の中古車を供給してしまったために、需要と供給のバランスが崩れてリセールバリューが大きく悪化しました。
ドイツ車だから必ず価値が高いとはいえないのがむずかしいです。
タイプ別ではやはり世界的人気に支えられてSUVのリセールバリューが高い傾向にあります。
ポルシェ・マカン
3年落ち車の残価率が70%オーバーで抜群のリセールバリューです。
兄貴分のカイエンはサイズが大きすぎて人気がありませんが日本の道路事情にもマッチしたマカンはとても人気が高いです。
メルセデス・ベンツ G350d
みんな大好き通称ゲレンデヴァーゲンです。
3年落ちの残価率は65%。安定の人気車種です。
ジープ・ラングラー
リセールバリューの低いアメ車にあってラングラーは別格です。
こちらも3年落ちの残価率は65%。優秀です。
まとめ:リセールバリューが高い車の条件
いかがでしたか?車のリセールバリューについて以下のポイントで解説してきました。
- 車のリセールバリューについて
- 車のリセールバリューが決まる仕組み
- リセールバリューの高い車種
- リセールバリューに有利なボデイカラーやオプション等の条件
- 輸入車のリセールバリュー
ただリセールバリューについてほんのちょっと知っているだけでAの車とBの車で迷ってるけどBの方がリセールバリューが良いからBにしようとか、自分も快適になるしリセールバリューも良くなるからこのオプションはつけようとか、そんな選択ができるようになります。
車の購入時や売却時にはぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。