長距離運転で疲れない車の条件を解説!1000km走って体験してきた

こんにちは!なばっち(@go-travelblog.com)です。

長距離を運転しても疲れない車ってどんな車のこと?

その車の何が長距離運転に適しているの?

こんな疑問に答えていきます。

ロングドライブといえはドイツ車だよね。
やっぱりアウトバーンで鍛えられた車は違うよ!

なばっち

確かにドイツ車って高速で長距離を走るイメージあるよね。
でも何でドイツ車が長距離運転でも疲れないかって考えたことある?国産車の中にもロングドライブに適した車ってないか考えたことないの?

…確かに。何でだろ?
イメージでしか考えてなかったかも。

長距離運転でも疲れない車はいくつかの理由があります。

それを高いレベルで実現しているのがドイツ車です。

その理由を理解し、高いレベルで達成している車を選べば国産車でも輸入車でも快適にロングドライブを楽しむことができます。

今回ドイツ車の代表格、BMW3シリーズで2泊3日、総走行距離1060kmのロングドライブに行ってきました。

2020年4月に購入してから初めてのロングドライブです。
高速道路、市街地、峠道、渋滞と様々な道路条件を体験しドイツ車が持つロングドライブに適した理由を身をもって体験してきています。

帰宅した時には3日で1000km以上も運転したとは思えない疲労感の少なさに少し戸惑いました。

この記事では長距離の運転でも疲れにくい車の条件について1000kmドライブのレビューを交えながら解説します。

次のようなことがわかります。

長距離運転でも疲れない車の主な条件
  1. ボディタイプはSUVよりも重心の低いセダンやワゴンのほうが○
  2. エンジンの特性は低速からのトルクが大きいこと
  3. NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性に優れた車であること
  4. 走行安定性の高い車であること
ドライバーを楽にしてくれる装備
  1. ACC(アダプティブクルーズコントロール)
  2. 電動パーキングブレーキオートホールド付き

この記事を読み終えると長距離運転でも疲れない車の条件とは何か?具体的に何を気にして車選びをすれば良いのか分かります。

なばっち

ぜひ最後まで読んでいって下さいね!

Contents

長距離運転でも疲れない車の条件

長距離運転でも疲れにくい車の条件

長距離運転で疲れない車はSUVよりも重心の低いセダンやワゴン

最近の人気ボディタイプはSUVです。国産車も輸入車も色々なSUVが売られています。

SUVのメリットといえは次の3つですよね。

  • ユーティリティに優れ人も荷物も積める
  • 車高が高いので視界も広く悪路走破性もある
  • 車が大きいので迫力がある

とても使い勝手が良くて僕自身も気になるSUVはたくさんあります。

3シリーズなどの車高の低いセダンやステーションワゴンはあまり人気がないですよね。

でもロングドライブに適した車はセダンやワゴンです。

理由は簡単です。

人間は一定の姿勢を保った状態で移動すると楽。前後左右にユラユラと揺すられながらの移動は疲れるからです。

飛行機での移動中、安定した水平飛行状態はリラックスするけど、上昇や下降中のガタガタと揺らされる時はストレスを感じますよね。
それと同じです。

セダンやワゴンは重心が低いので車体の揺れが少なく安定して走行できますが、SUVは重心が高いのでどうしてもフラフラするんです。

出典:SUBARU

SUBARUの重心が低いボクサーエンジンと、重心の高い普通のエンジンとで車体のロール量(横方向の動き)に違いがあることを示した図です。

最新のSUVは技術によって弱点をどんどん克服していますが構造上の問題なので本質的には改善できません。

3シリーズは低重心なこともあって高速道路を常にフラットな姿勢で安定して移動できました。

3シリーズの購入検討をする時にSUVのX1やX3も比較したんですが上屋のノッソリした動きがどうしても気になり3シリーズにした経緯もあります。

長距離運転で疲れない車は低速からのトルクが大きいエンジン特性

ロングドライブに向いたエンジン特性はとにかく低速域からのトルクが大きいことです。

出力(馬力)ではなくトルクが重要です。

一般的ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの特性で比較するとディーゼルの特性の方が○です。

出典:JAF

高速道路を走行していると車を加速する場面が何度もあります。

  • 本線に合流する時
  • 前方の車を追い越す時
  • 上り坂で車速が落ちやすい時
  • 後ろから速い車が迫ってきたので速度を上げたい時

そんな時にほんの少しアクセルを踏み増しするとそれに合わせて車が加速してくれる。

ドライバーの意思と車の動きにギャップがないことが疲労の軽減にはとても重要です。

  • このタイミングで加速したいのにアクセルを踏んでも加速しない
  • やたらとエンジン回転数を上げないと加速しない

これらはドライバーの精神的ストレスになり疲労につながります。

なばっち

僕の3シリーズは2リッターディーゼルエンジン搭載モデル。
低速から400Nmの大トルクを発生するため軽くアクセルを踏み込めば全くストレスなくグイグイと加速していきます。
実に高速走行向きのエンジンです。

長距離運転で疲れない車はNVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性が優秀

NVH特性とはその車が快適かどうかを客観的に評価するたの基準です。
この特性が良ければその車は快適、悪ければ不快といってもいいくらい重要な特性です。

難しいことは省略しますがNVHは主に次の3つの項目を重要視してます。

  • タイヤからの走行音や、風切り音、何か操作をした時に発生するノイズ
  • ブレーキを踏んだときやハンドルを切った時、何か操作をした時に車から発生するガタガタやゴゴゴといった振動
  • 道路の凸凹や段差を乗り上げた時の振動や下からのドンッとした突き上げ感

どの自動車メーカーもNVHの向上にものすごく努力をしてるんですよね。

3シリーズはさすがにドイツのプレミアムブランドだけあってNVHはとても良好でした。

NVHに優れた車は声の音量を上げなくても普通に会話ができるんですが3シリーズはまさにそれ。

余計な振動や騒音がなくとても快適な空間で移動できます。

あえて文句があるとすれば19インチのランフラットタイヤですかね。

本来衝撃を吸収するタイヤの柔らかいゴム部分が硬いゴムになってるイメージなのでアタリが若干硬い感じがしました。

長距離運転で疲れない車は走行安定性の高い車

走行性安定性も運転中の疲労に大きく関係します。

「走行安定性って何?」って話ですけどすごく簡単にいうとどれだけ真っすぐ走るかです。

え?車って真っすぐ走るものでしょ?

なばっち

そう思うよね。走らないです(笑)

絶対に試さないでほしいんですが、

高速道路を100kmで走行中にハンドルから手を離すと車は路面の凹凸やウネリ、横風なんかの影響を受けて右にいったり左にいったりします。

真っすぐ走ってるように見えるのはドライバーが無意識にハンドルを細かく修正して真っすぐ走らせているから。

高速で走行しているので車がフラフラすると緊張感が高まります。

これがドライバーに精神的疲労を与えます。
だから車は黙ってても真っすぐ走ってくれるほうが疲れないんです。

ドイツ車が他の車に対して何が優れているかってこの走行安定性がケタ違いに優れているんです。

それはそうですよね。ドイツ本国では日常的に200km/h以上の速度で1日に1000km近くも移動するんです。

フラフラした車では命がいくつあっても足りないです。

走行安定性の高い車は安心感が違う

3シリーズも抜群の走行安定性で矢のように真っすぐ走ってくれました。

ただでさえ鬼安定性のBMWですが、3シリーズに搭載されているxDriveという四輪駆動システムの効果も大きいと思います。

一概には言えませんが一般的に後輪駆動<前輪駆動<四輪駆動の順で走行安定性は高くなる傾向です。

これは感覚的にも分かりやすいと思うんですがトミカの自動車模型を

  1. 後ろから押す
  2. 前から引っ張る
  3. 前から引っ張りながら後ろからも押す

の3パターンで試した場合の順で真っすぐ走ってくれます。

これと同じことが実際の車でもいえます。

長距離運転でも疲れない、ドライバーを楽にしてくれる車の装備

劇的にドライバーを楽にしてくれる装備
(絶対つけた方が良い)

ACC(アダプティブクルーズコントロール)
LKAS(レーンキープアシストシステム)

現代の車においてこれほどドライバーの負担を減らしてくれる装備はないと思います。

ADAS(先進運転支援システム)に分類されるACCとLKAS。運転支援の名の通りあくまでドライバーが主体ですが、半自動運転といっても良いくらいに車側で色々な操作に対応してくれます。

特にその恩恵を感じた2つの場面での使い心地について解説します。

操作方法はハンドルについたシステムのon-offスイッチを押して速度と前方車両との車間距離をカチカチと設定するだけです。

高速道路

快適この上ないです。ドライバーは前方を注視しながらハンドルに触れていればいいだけ。

ハンドル操作もいらない、右足のアクセルブレーキ操作も不要です。

設定した速度で一定に走ってくれ、前方車両があれば車間距離を一定に保つように自動で速度を調整してくれます。

車線の中央をピッタリキープするように自動でハンドル調整してくれ、全く不安がありませんでした。

車種やメーカーによっても違いますが3シリーズは前方の3つのカメラ(近距離、中距離、長距離)と前後左右のレーダーで自車の周囲の状況をモニタしながら運転支援を行っているようです。

BMW三眼カメラの説明図
出典:BMW JAPAN

市街地

市街地でもそこそこ使えました。

特に渋滞している場所ではストップ&ゴーを自動で行ってくれるのでアクセル踏んだりブレーキ踏んだりのわずらわしさから開放されて右足がスゴく楽でした。

高速道路と違ってバイクのスリ抜けや信号があったりするので常に前方に注意し安全運転は必須ですがドライバーの疲労軽減に絶大な効果があります。

ACCもLKASもあくまで運転支援システムです
万能ではないですし何かあった時の責任はドライバーに課せられます
決してシステムを過信することなく自己の責任で安全運転に努めてください。

電動パーキングブレーキオートホールド付き

最近は多くの車に標準装備されています。

もしオプション設定になっていたらぜひ選択することをおすすめします。

停止中にブレーキから足を離しても自動的にそのまま踏み続けてくれる装置です。

ロングドライブではストップ&ゴーの回数がとても多くなります。

停止中にブレーキペダルから足を離していられるのは右足の負担がとても軽減されて楽です。

以上2つの装備を一度経験してしまうと、もう二度と装着されていない車に乗れなくなってしまうほどの破壊力です。

ロングドライブだけでなく普段の運転も疲労を大きく軽減してくれるので次の愛車の購入時にはぜひ装着を検討したほうが良いです。

まとめ:長距離運転で疲れない車

長距離ドライブで疲れない車はどんな特性を持った車なのかをBMW3シリーズで1000kmドライブしてきたレビューを交えて解説してきました。

長距離で疲れにくい車には次の特徴があることを説明しました。

長距離運転でも疲れない車の主な条件
  1. ボディタイプはSUVよりも重心の低いセダンやワゴンのほうが○
  2. エンジンの特性は低速からのトルクが大きいこと
  3. NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性に優れた車であること
  4. 走行安定性の高い車であること
ドライバーを楽にしてくれる装備
  1. ACC(アダプティブクルーズコントロール)
  2. 電動パーキングブレーキオートホールド付き

ロングドライブで疲れにくい車はこれらの特徴を持った車を選択すれば良いわけです。

別にドイツ車である必要はありません。

次期購入予定の車ではロングドライブで旅を楽しみたいと思っている人はぜひこの記事を車選びの参考にしてもられると嬉しいです。

長距離運転でも疲れない車とは?1000km走って体験してきた。

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