最新のBMWに搭載されているハンズオフ機能について新型BMW3シリーズオーナーの僕が実際の使用感含めて解説します。
こんにちは!なばっち(@go-travelblog.com)です。
最近のBMWに搭載されているハンズオフ機能って実際使える?
具体的にどうやって使う?何ができる?
こんな疑問を持ってる人が多いんじゃないでしょうか?
BMWのハンズオフ機能は確実にドライバーの負担を減らしてくれます。
- BMWハンズオフ機能でできること
- ハンズオフ機能の使い方
- BMWオーナーが思うハンズオフのメリット・デメリット
この記事を読み終えるとハンズオフ機能を利用した快適なドライブ旅行がイメージできるようになります。
ぜひ最後まで見ていってくださいね。
BMWのハンズオフ機能とは?
BMWのハンズオフ機能は「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が正式名称?BMWのHPではそう記載されています。
2019年に日本での販売が始まった新型3シリーズ以降のモデルに搭載されていて、高速道路上での渋滞時に一定条件下であればステアリングから手を離しても前走車に自動追従してくれる機能です。
新型3シリーズ以降のモデルには3眼カメラと超高性能な演算システム「EyeQ4」を用いた優秀なACC(アクティブクルーズコントロール)が搭載されてますが、その延長線上にある機能ですね。
ハンズオフ機能といえば日産の「プロパイロット2.0」やスバルの「アイサイトX」にも搭載され、今後どんどん広がっていきそうです。
ハンズオフ機能やACCで絶対に忘れてはいけないのはあくまで運転支援機能の一部であり運転の責任は常に100%ドライバーにあること。万が一事故っても悪いのは100%ドライバーです。
BMWのハンズオフ機能が動作する条件
BMWのハンズオフ機能が動作するには一定の条件があります。
- 高速道路
- 速度が60km/h以下
- 前走車がいる状態
- ACC(アクティブクルーズコントロール)を使用中
主にこの4つです。
ちなみにここでいっている高速道路は高速自動車国道法が定める「高速自動車国道」のみ。
小むずかしい話ですが首都圏を例にした場合、圏央道やアクアライン、第三京浜は「高速自動車国道」ではないためハンズオフは使えません。でも首都高は「高速自動車国道」なので使えるんですよね。
「まじっ?」ってなりますよね。首都高で使えるならどこでも使えるじゃん!って思いますけど技術的な理由ではなく法的な理由でそうなってるみたいです。なので一般道では当然使えません。
ハンズオフ機能が利用できる車種
2019年の新型3シリーズ以降販売されている車種で3眼カメラとEyeQ4が搭載されたモデルが対象です。
新型3シリーズ(G20)
新型3シリーズツーリング(G21)
新型4シリーズクーペ(G22)
新型5シリーズセダン(G30)
新型5シリーズツーリング(G31)
新型7シリーズ(G11/G12)
新型8シリーズクーペ(G15)
新型8シリーズカブリオレ(G14)
新型8シリーズグランクーペ(G16)
新型X5(G05)
新型X6(G06)
新型X7(G07)
新型M5(F90)
新型X5M(F85)
新型X6M(F86)
新型M8クーペ(F92)
新型M8カブリオレ(F91)
新型M8グランクーペ(F93)
BMWのハンズオフ機能の使い方
操作は2ステップです。
以上です。
簡単じゃないですか?
STEP1でACCを起動すると道路状況がハンズオフの適用条件であることを車が判断した時にハンズオフが可能であることを通知してくれます。
メーターパネルに「Assisted Driving Plus」
センターコンソールディスプレイに
「Assisted Driving Plus
前提条件に注意して下さい。使用は高速道路で速度が60km/h未満の場合に限られます。システムが起動中でもドライバーは引き続き自己責任を負います。交通状況に注意して、必要に応じて介入して下さい。利用前に現在の法的状況を確認して下さい。ステアリングホイールのMODEボタンで起動します。」
と表示されます。
STEP2でハンズオフが起動するとメーターパネルに「ASSIST PLUS」と表示され、ステアリングのインジケーターが緑色に点灯してハンズオフが有効になります。
BMWのハンズオフ機能はメーターパネル上部にあるドライバー監視モニターでドライバーの視線や状態を監視しています。
脇見をしていたり、眠気でまぶたが閉じそうになったりすると「ちゃんと前見ろ!」って警告してくるんです。
それでも無視してるとハンズオフが解除されます。
BMWのハンズオフは後付けで車のアップデートが可能
ハンズオフ機能は2019年7月生産分以降のBMWに標準搭載されていますが、それ以前に生産販売された車両でハンズオフに対応したものであればディーラーでシステムアップデートすれば使えるようになります。
3シリーズの初期ロット分とかが該当するはずです。
アップデート費用は10,000円。
現行モデルが標準装備されていることを考えると妥当ですかね。タダでもいい気しますけど。
今後はこういったシステムアップデートはファームウェアの更新で機能UPさせていく方向になるみたいで、車もスマホのOSアップデートみたになっていくんでしょうね。
BMWのハンズオフを1年間使っての感想
自分の愛車としてハンズオフ機能を1年間色々な場面で利用してきました。
その中で感じた使用感やメリット・デメリットは次の通りです。
渋滞時のドライバーの疲労は確実に低減する
GWやお盆時期などの帰省・レジャーの帰りに高速の大渋滞にハマるとゲンナリしますよね。
この時ハンドル操作も加減速も車が代わりにやってくれる(クドいですけど運転責任は100%ドライバー自身)ことによる精神的肉体的疲労低減の効果は絶大です。
渋滞時に何が疲れるって加減速やハンドル修正など細かい操作を何回も繰り返し、しかも長時間続けなければならないことです。この作業から開放されるのって本当に天国ですよ。
ちなみに僕は中央道の大渋滞にハマった帰り河口湖から相模湖までずっとハンズオフで帰ってきました。距離で60km位。この間ずっとハンズオフです。前方をちゃんと見て、いつでもステアリングを握れるようにしておけばいいだけです。
首都高でも使える
ハンズオフは首都高でも普通に使えました。
さすがに合流ポイントは怖くてステアリング握りますけど、定常走行であれば浜崎橋付近のきついカーブでもちゃんと曲がっていってくれました。
首都高でありがちな急な割り込みにもスッと車間を広げて対応してくれます。
でも個人的にはC1、C2辺りは自分で運転したほうが安心できますね。湾岸線の有明付近とかは渋滞も激しく道幅も広いので十分実用的ですけど。
メーターパネルに周囲の車が視覚的に表示されるので安心感がある
ACC、ハンズオフ起動中にはメーターパネルにアニメーションで周囲の車両の状態が表示されます。
隣車線を走行中の車や追従している前方の車が視覚的に分かるのでシステムが周りの状況をちゃんと認識してることが確認できて安心するんですよね。
渋滞に突っ込んでいくのがそれほど怖くなくなる
渋滞の激しい高速道路を利用する機会のある人。かつその頻度が高いほど恩恵は大きいです。
帰省や連休のレジャーで高速を利用する。首都圏で生活していて帰りの中央道や東北道、関越道で毎回大渋滞にハマる。
こういう人は効果大です。渋滞することが分かっていても高速を利用しなきゃいけない時の覚悟というか、心の準備が全然違います。
なんていうか渋滞に向かっていくのが怖くなくなる感覚がありますよ。
高速道路の渋滞時にしか使えないから意味がないという意見について
こういう意見、結構ネット上でも目にします。
実際に使用している僕の感覚では十分に意味があります。
すでに述べているように渋滞時にドライバーの負担を大きく低減してくれる時点で意味があるんですよね。ドライバーにとってメリットしかないです。
だって渋滞時のハンズオフが意味ないからヤダっていうんなら自分で運転すればいいだけですから。
ついでにいうと渋滞以外の通常走行はACCを使えばいいんです。BMWのACCはステアリングに触れてることを静電容量タイプのセンサで検知しているので触っていればOK。
普段の走行時にハンズオフである必要性は感じないですよ。むしろ100km/h走行時にはステアリングに触ってることで安心感もあるのでハンズオフは渋滞時だけで十分と感じています。
デメリット
デメリットは特にないんですよね。
ドライバーの負担が減って、システムを使う使わないの選択肢が用意されていて、嫌な人は使わなければいいだけなんで。
制御も実にスムーズで人間の操作感覚に近いから安心感も高いですし。
あえてデメリットを上げるとすればシステムが標準装備になっているのでその分の車両価格が上がってることですけど、逆に多くの車種に標準装備することでこの価格で搭載できてるって考えればメリットなんですよね。
まとめ:BMWのハンズオフは使える
いかがでしたか?
新型BMWのハンズオフ機能について新型3シリーズオーナーの僕が実際の使用感含めてメリット・デメリットを解説してきました。
この記事では次の3つのポイントについてお伝えしてきました。
- BMWハンズオフ機能でできること
- ハンズオフ機能の使い方
- BMWオーナーが思うハンズオフのメリット・デメリット
巷ではいろいろ言われてるハンズオフですがオーナーとして実際に使用してきて、確実にドライバーの負担を小さくしてくれる先進の機能だと感じています。
車で出かける機会が多い人、旅行で遠出するのが好きな人には絶対にドライブをより快適に楽しくしてくれる機能なので、今後車選びをする際には意識してみるといいかと思います。
この記事が参考になって良いなと思ってもらえたら嬉しいです。
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