バルセロナ旅行記!
今回はスペインが生んだ鬼才として名高い建築家、アントニオ・ガウディの作品を巡る編です。
こんにちは。旅マガブログ_なばっち(@go-travelblog.com)です。
パルセロナ市内には至るところにガウディの作品が点在していて、誰もが知っている有名なモノから「あれ!これも?」といったモノまで本当に様々観ることができました。
バルセロナは見どころが多い街。ガウディ巡りも見応えがあってとても楽しかったですよ。
バルセロナ旅行を考えている人の参考になる情報をお届けするのでぜひ最後まで見ていってくださいね。
- アントニオ・ガウディについてちょっと知識
- ガウディ建築5選を紹介
- ガウディ建築の楽しみ方
スペインの生んだ鬼才 アントニオ・ガウディ
アントニオ・ガウディ(カタルーニャ語でAntoni Gaudí i Cornet)。1852年にバルセロナのあるスペイン・カタルーニャ地方で生まれた天才建築家です。
19世紀〜20世紀にかけてスペインを中心に活躍し、サグラダ・ファミリアやグエル公園といった有名な建築物をいくつも世に残しています。
そんな彼が残した建築物は世の中に高く評価されることになり1984年には「アントニオ・ガウディの作品群」として世界遺産に登録されることにもなりました。
現代に生きる僕達はそんな彼の作品をバルセロナの街で存分に楽しむことができるんですね。ありがたいことです。
バルセロナで楽しめるガウディ建築5選
バルセロナの街にはガウディが溢れています。
中には町中にひっそりと建つ知らなければ素通りしてしまうような作品もあるので、僕が思う「これは観ておいた方が良い5選」を順に紹介します。
サグラダ・ファミリア
ガウディ作品で最も有名どころ、バルセロナといえば誰しも必ず訪れる場所ですよね。
1882年の着工開始以来、未だ建築中の聖堂。
ガウディが生前建築に関わった部分は生誕のファザードのみ。それ以降はガウディの残した数少ない資料を元に色々な人達が知恵を絞ってここまで建築を進めてきたそうです。
完成は2026年とされていたんですが昨今のコロナの影響でかなり厳しい状況のようです。
建物は間近で見たときのスケールの大きさと、細かい作りの精巧さが同居した様に圧倒されます。
≪アクセス≫
Metro(地下鉄)のL2(2号線)、L5(5号線)のSagrada Familia駅で下車し地上に上がってすぐ。
≪入場料≫
聖堂の入場券・塔に昇れるエレベータ搭乗券・日本語のオーディオガイド付きのSagrada Familia with Towersが€32
※インターネット公式HPからの事前予約可能
サグラダ・ファミリアを訪れたときの詳細はこちらの記事で紹介しています。行き方、チケット購入方法、見どころなんかをまとめています。
▼バルセロナ旅行|サグラダ・ファミリア編▼
カサ・バトリョ
ガウディが依頼を受けて改装を手掛けた個人邸宅です。
2005年からは内部の一般開放も行われています。
バルセロナの目抜き通りグラシア通りの一等地に建つ建物ですがあまりの表現の奇抜さに通りゆく誰もが気付くと思います。
海をイメージしているそうですがもはや常人には理解不能ですね。骨の家とも呼ばれています。
カサ・パトリョはライトアップされた夜の時間帯がおすすめ。
怪しく光る波打った外観が不思議な美しさを見せてくれます。
僕は入館していませんが公式HPから入場チケットを事前購入できるので興味のある方はどうぞ。
≪アクセス≫
Metro(地下鉄)のL2(2号線)、L3(3号線)、L4(4号線)のPasseig de Gracia駅で下車してすぐ。
≪入場料≫
一般チケットが€25、€33、€35の3種類。金額が上がるにつれて優先入場やキャンセル料無料などの特典が付加されます。
カサ・ミラ
ガウディ作品の中でも後期のもの。ほぼガウディらしさが出来上がっている作品といっても良いのではないでしょうか。
地中海の海をイメージしているそうですが当時の人々からは石切場と呼ばれて蔑まれたそうです。当時も常人にはなかなか理解できなかったんでしょうね。
こちらは集合住宅で、現在でも普通に入居者がいるそうです。家賃高いんですかね。
夜のカサ・ミラ
ライトアップされて幻想的です。
場所は先に紹介したカサ・バトリョからも近いアシャンプラ地区。グラシア通りに面した賑やかな場所です。
公式HPから入場チケットの事前購入ができるので興味がある方はこちらから。
≪アクセス≫
Metro(地下鉄)のL3(3号線)、L5(5号線)、Diagonal駅で下車してすぐ。
≪入場料≫
日時を指定できる最も一般的なチケット「La Pedrera Essential」で€31です。
グエル公園
ガウディのパトロンだったグエル伯爵の依頼で造成された元々分譲住宅地だった場所です。
そこを改修して公園にしたのが現在のグエル公園。
内部を見学すればよく分かりますがあまりにもセンスが斬新すぎてこの住宅地は買わないでしょ!といった印象です。
実際全く売れなかったそうですよ。
バルセロナ観光の中ではサグラダ・ファミリアに次ぐ人気スポットです。
場所は市の中心部から少し離れたバルセロナの街を見渡せる高台にあります。
グエル公園の真ん中にあるドラゴン(トカゲ?)。
カラフルなタイルで装飾されていてます。
以前は入場自由な普通の公園でしたが現在はチケット制。事前に購入する必要があるので注意が必要です。
≪アクセス≫
Metro(地下鉄)のL3(3号線)Vallcarca駅から徒歩20分程度
≪入場料≫
一般チケットは€10
カサ・ビセンス
ガウディ初期の作品でレンガ商のビエンス氏邸宅として建築されたものです。
初期の作品だけあって後期作品のカサ・ミラやグエル公園とはかなり様相が違います。
直線的な造形はガウディ作品の中ではかなり稀です。
場所は市の中心部から離れた住宅街の奥にひっそりと立っていて、知らなければ気づかない程の建物です。
そもそも観光客が訪れるような場所でもないのであえて目指して行く必要がある建築物です。
≪アクセス≫
Metro(地下鉄)のL3(3号線)Fontana駅から徒歩10分程度
ガウディ建築の楽しみ方
観るものを楽しませてくれるガウディの作品群ですが、その建物が建てられたちょっとした背景や特徴、ガウディが何を考えてこの建物を設計したんだろ?何てことを考えながら観るとより楽しみ方が増すと思います。
ガウディ建築のデザインはとにかく独創的。初期のカサ・ビエンスを除きほとんどが曲線で表現されています。
ガウディは
「世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である。」
「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない。」
と言っていて自然の中にデザインのモチーフを得ていたようです。
確かに自然界には直線的なモノはほとんどないですからね。
まとめ:バルセロナの街でガウディを巡る
いかがでしたか?
バルセロナ観光|ガウディ巡り編をお届けしました。
- アントニオ・ガウディについてちょっと知識
- ガウディ建築5選を紹介
- ガウディ建築の楽しみ方
バルセロナの街はサグラダ・ファミリアだけではないガウディが至るところに点在していました。
今回の旅行では訪れられなかったグエル邸や、グエル別邸などもとても魅力的そうです。
次の旅の機会にはぜひ訪れてみたいと思っています。