海外でもApple Payって使えるの?
海外旅行で慣れない現金を使っての支払いって面倒なんだよね。
スキミングとかも心配だからあんまりクレジットカードも使いたくないし。
こんにちは!なばっち(@go-travelblog.com)です。
こんな悩みに答えていきます。
海外でもApple Payは使えます。
特別な手続きなどは必要なく普段使っているクレジットカードでOKなんです。
セキュリティ面でもクレジットカードよりはるかに安全です。
同じApple Payでも日本と海外では使っているシステムが違いますが、海外のシステムにも対応したクレジットカードを持っていれば問題なく使えます。
この記事では普段Apple Payでキャッシュレス決済をフル活用している人が海外でもApple Payを使うための4つのポイントについて解説していきます。
- Apple Payについて
- 海外でApple Payを使う前に日本での使い方
- 海外でApple Payを使うための準備
- 海外でApple Payを実際に使う方法
この記事を読み終えると海外旅行で使い慣れない紙幣や硬貨をあたふた数えなくてもタッチ1つでスマートにキャッシュレス決済ができるようになります。
ぜひ最後まで見ていってくださいね!
▼海外旅行スマホ活用法▼
Apple Payについて
Apple Payとは
Apple PayはAppleが提供する非接触型の決済サービスのことです。
iPhoneやAppleWatch、Macで利用でき、あらかじめ登録しておいたクレジットカード情報を使って専用のリーダーにかざすことで支払いが完了するApple版おサイフケータイのようなモノです。
おサイフケータイとの違いは日本独自のサービスである楽天Edyやnanacoといった電子マネーには対応していない点です。
SuicaやPASMOといった交通系ICだけは例外的に使用ができます。
このあたりは日本の交通インフラ事情を考慮してAppleが特別対応したということなんでしょう。
Apple PayはiPhoneやAppleWatchさえ持ち歩けば現金もカードも必要ないです。
Apple Payに対応した店舗であればリーダーに「ピッ」とかざすだけで支払いが完了。
とても便利な決済方法です。
Apple Payの安全性
クレジットカードを持ち歩くよりも安全です。
2つ理由があります。
- 支払時にID認証が必要
-
Face IDやTouch IDを使って認証した状態でリーダーにかざすことで支払いが完了します。
本人以外ではID認証できないので安全です。
- クレジットカード番号を使っていない
-
Apple Payは登録したクレジットカードの番号を使っていません。
Apple Pay独自の取引コードと、支払いに使用した端末の固定コードを使って支払いをしています。
仮に取引コードを盗まれたとしてもコード自体に意味がないので悪用される可能性が極めて低いです。
海外でApple Payを使う前に日本での使い方
海外でApple Payを使う前に日本国内で使えるようになってなければいけません。
Apple Payは登録するクレジットカードやSuicaなどを「Wallet」アプリで一括管理します。
クレジットカード登録の手順
ここではクレジットカード登録の手順を説明します。
1.「Wallet」を開いて右上の「+」をタップ。
2.Apple Payの説明の下に「続ける」のボタンがあるのでタップ。
3.登録するカードの種類を聞かれるので「クレジットカード等」を選択する。
4.自分のApple IDで以前に登録した履歴のあるカードが一覧表示されるので、その中から登録する場合には対象のクレジットカードを選択して「続ける」をタップ。
違うカードを新たに登録したい場合は「他のカードを追加」をタップ。
カメラが起動するのでクレジットカードを画面内に写すと必要なカード情報を読み取ってくれて自動で登録される。
5.有効期限、セキュリティコードを聞かれるので入力する
この時にApple Pay対象外カードの場合は教えてくれる。
Apple Pay対象カードの場合は登録完了。そのカードが決済に使用するシステムが「iD」か「QUICPay」かが表示される。
もう一度「Wallet」を開くと登録したクレジットカードが追加されているのが確認できる。
Apple Payでの支払い方
1.店舗レジで「iD」か「QUICPay」のどちらで支払うかを伝える。
実はApple Payという支払い方法はありません。
日本では登録したクレジットカードごとに支払いのシステムが「iD」「QUICPay」どちらかが割り当てられます。
例えば三井住友VISAであれば「iD」、JCBであれば「QUICPay」になります。
2.セキュリティ認証してリーダーにタッチ。
- Face IDの場合
-
サイドボタン(電源ボタン)をダブルクリックしFace IDで認証する。
「リーダーにかざしてください」と表示されたらリーダーにタッチ。
- Touch IDの場合
-
ホームボタン(Touch IDセンサー)に触った状態でリーダーにタッチ。
海外でApple Payを使うための準備
この記事の冒頭でも言ってますが同じApple Payでも日本と海外では使っているシステムが違います。
このシステムの違いを何となく覚えておくと海外でもApple Payが使える意味が理解しやすいと思います。
日本でApple Payに使われているシステム
日本ではApple Pay決済はシステムに「iD」「QUICPay」のどちらかを使用します。
この2つはSONYの開発した非接触IC技術「FeliCa」を使っています。
「FeliCa」はSuicaやPASMOなどにも利用されていて日本国内では一番普及している非接触ICです。
「FeliCa」のやっかいなところはグローバルで統一された規格ではなく、ほとんど日本でしか使われていないことです。
海外でApple Payに使われているシステム
NFC(TypeA/B)規格の非接触IC技術が使われています。
NFC(TypeA/B)はFeliCaと違いグローバルに利用されている国際規格です。
海外でApple Payを使用するためにはNFC(TypeA/B)に対応したクレジットカードを登録する必要があります。
- MasterCard
- JCB
- AMEX
それぞれMasterCardコンタクトレス、JCBコンタクトレス、American Expressコンタクトレスといったシステムを使って決済を行います。
日本で一番所有率が高いVISAはNFC(TypeA/B)に対応していません。
海外でApple Payを使うにはMasterCard、JCB、AMEXのどれかを登録する必要があります。
ApplePayへカードの登録自体は他のクレジットカードと同じです。
登録済みのカードが海外でも利用できるか(NFC(TypeA/B)に対応しているか)は「Wallet」のカード情報からわかります。
「Wallet」を開き対象のクレジットカードを選択し右上のメニューをタップ。
デバイスアカウント番号に登録したクレジットのブランド(JCBやMasterCard)が表示されていればNFC(TypeA/B)に対応しています。
デバイスアカウント番号が1つだけの場合NFC(TypeA/B)に対応していません。
海外でApple Payが利用できるiPhone、AppleWatch、利用できる国
- Apple Payが使えるiPhone
-
- iPhone8以降
- 日本国内で正規販売されたiPhone7、7Plus、6s、6sPlus、6、6Plus、初代SE
- Apple Payが使えるAppleWatch
-
- Series3以降
- 日本国内で正規販売されたSeries2
- Apple Payが使える国
Appleの公式サポートページから確認できます。
海外でApple Payを実際に使う方法
日本でApple Payを使う時と変わりません。
支払時に「Do you have apple pay?」と訪ねて「Yes!」や「Sure!」と答えてくれたらID認証してリーダーにかざせばOKです。
日本で使う時との違いは「iD」や「QUICPay」ではなく「Apple Pay」で尋ねることです。
また現地通貨決済か日本円決済かを聞かれることもあると思うので好きな方で答えましょう。
よくどちらがお得か?と聞かれますがそのタイミングの為替レートで変わるのでどっちが得とはいえません。
気分で良いと思います。
Apple Payが使える店舗かどうかは以下の表示マークの有無でわかります。
中国本土では以下のマークが表示されている店舗で使えます。
海外でApple Payを利用する時には以下の点を注意しましょう。
- 店舗によっては使えないことがあるので保険で現金やクレジットカードは持ち合わせておく
- 分割払いはできない
- バッテリーが切れると使えない
まとめ:海外でもApple Payを使う方法
いかがでしたか?
海外でもApple Payを使う方法について4つのポイントで解説してきました。
- Apple Payについて
- 海外でApple Payを使う前に日本での使い方
- 海外でApple Payを使うための準備
- 海外でApple Payを実際に使う方法
海外旅行中は使い慣れない紙幣や硬貨を数えたりするのがとてもストレスですよね。
この記事を読んで海外でもスマートな支払いができるようになれば旅行の楽しみも一層増すと思います。
では!